(有)アドプレスト スクリーン印刷の方法

スタッフジャンパーやオリジナルブルゾンの、プリント方法の解説。

スクリーンプリントの方法

弊社では「シルクスクリーン印刷」という方法(ボディ(Tシャツやジャンパーなど)へ、版(スクリーン版)を使ってインクを直接刷り込んでいく方法)でプリントしています。
市販のプリントTシャツなどのほとんどが、このスクリーンプリントで印刷されていますし、弊社でも市販用のプリントを常日頃から受注していますので、「弊社での印刷品質=市販のプリント衣料品質」とお考えいただいても良いと思います。

スクリーンプリントでの印刷制作は、以下のような手順になります。

1:デザインの実寸データをつくる。
2:スクリーン版にそのデータの内容を焼き付ける(製版)。
3:指定された色のインクを作る。
4:ボディ(Tシャツやジャンパーなど)を、印刷台にセットする。
5:版をボディの上に置き、「スキージ」というヘラを使って上からインクを刷り込む(スキージング)。
6:インクが版の上から下へ押し出され、版の下にあるボディに刷り込まれる。
7:ボディに刷り込んだインクを乾燥・硬化させる。
8:検品して完成。

シルクスクリーン製版

シルクスクリーン製版
目の細かな網(スクリーン)を、インクが通る部分(デザイン部分)と遮蔽する部分とに加工します。

インク調色

インク調色
DICやPANTONEなどのカラーチップ番号での色指定にも、出来る限りの近似値までインク調合を行います。

長台へのセット

長台へのセット
「長台」と呼ばれるスクリーン印刷用のプリント台に、ボディ(ジャンパーなど)を均一にセットします。

プリント(スキージング)

プリント(スキージング)
スクリーン版の上から、インクを刷り込んでいきます。
通常は2~3度の重ね塗りプリントを行います。

均一・高品質での大量生産

同一・高品質での大量生産
熱を加えてインクを硬化・乾燥させ、堅牢性を高めます。スクリーン版を使うことで、同一の絵柄を均一ですばやく的確にプリントすることができます。

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近年では以下の方法でのプリントも存在していますが、弊社では通常は取り扱っていません。

弊社では通常、積極的には取り扱っていない印刷方法。


■インクジェット印刷
※ナイロンやポリエステル生地のジャンパーやブルゾンにはプリントできません。
この2~3年の間に印刷機械のみ進化してきた方法で、パソコンに接続した紙用のインクジェットプリントプリンターと同じ方法です。
綿製品向けのインクを使用したり、生地を染めている染料をデザインの形に抜き取る「抜染」という方法ができるものがあります。
通常の紙用インクジェットプリンターでは、ご存知のように、従来は白や淡色のボディにしか使えませんでしたが、近年のアパレル印刷向けプリンターには、濃色ボディ向けに白インクが用意されるようになりました。(紙印刷のインクジェットプリンターには白インクは存在しませんよね?)
濃色ボディへのインクジェットプリントをする場合は、抜染で生地の染料をデザインの形に抜くか、白インクでデザインをプリントした上から、通常のカラーインクを吹きつけてデザイン表現できるようにもなってきたのですが、しかし、まだインクジェットプリント向けのインクは洗濯耐久性に劣り、フルカラーでの印刷や極少枚数の制作で洗濯耐久性も不問と言う場合にしか使用できない・・・と弊社は考えています。
注)インクジェットプリントは現在のところ、ジャンパーなどのナイロン素材には使用できません。

■デジタル転写、ヒートプレス(熱圧着)プリント
※熱がジャンパーやブルゾンの生地に影響を与えたり、貼り付けたシートのインク抜けや割れが出ます。
最近はパソコンショップなどでも「インクジェットプリンターでプリントして、アイロンを使ってTシャツなどにプリント」ができる、いわゆるアイロンプリント用紙が販売されるようになりました。
大きく分けて「転写型(インクを生地に染み込ませる)」と「圧着型(糊の付いた紙を生地に貼り付ける)」の2つのタイプがあり、デジタル転写やヒートプレスはその業務用版です。
家庭用のアイロンではなく、業務用の高温・高圧プレス機を使いますので仕上がり具合は家庭用の比ではありませんが、転写は白い生地にしかできませんし、熱圧着はシールを貼り付けるようなものですので、面積の大きいデザインの場合はゴワゴワ感があり、仕上がりとして気持ちの良いものではないと考え、弊社では通常は使用しておりません。

これらの手法は「10枚以下の製作で、1つのデザインに3色以上のカラーを使っているため版代が高額になってしまう」といった場合には有効ですので、そういう内容の製作をお考えの場合は、ご相談ください。
注)ナイロン素材やポリエステル混紡にプレスした場合、素材の熱変化によりプレス機の押し痕が残る場合があります。